2013-4-27 開設

会則


前文

 北海道民間教育研究団体連絡協議会(道民教)は、戦前・戦後の北海道の優れた民主教育の伝統と遺産を継承し、全国の民主的な教育運動の高揚の中で、多くの教師、父母の願いに応えて、道内の民間教育研究諸団体によって、1961年に創立された。
 道民教は、創立に当たって、次の宣言をおこなった。

 一、民間教育研究団体は、国民教育を追求するための研究をする。
 一、民間教育研究団体は、民間の持つ厳しい学問的態度を堅持する。
 一 民間教育研究団体は、連絡を強化し、団結して民主主義教育確立の運動を堅持する。

 この宣言は、今なお道民教の活動の基本である。
 道民教は、憲法と教育基本法の精神と科学の成果にもとづき、地域と生活にねざし、全ての子どもの人格の健やかな発達をねがって、研究・実践・運動をつづける。そのために、研究・実践の自由を守る。
 道民教は、すべての子どもに、基礎的で基本的な学力と技術、豊かな文化と健康な身体、民主的な道徳、生活への展望を育てることに努力する。そのために、教科指導と生活指導の、科学的、民主的な内容と方法を創造し、地域の破壊活動や退廃文化などから子どもを守り、子どもの心身をすこやかに発達させることを課題とする。
 子どものための民主的な学校づくりは、全ての道民の共同の事業である。
 道民教はこの事業の一端を担い努力をつづける。
 道民教は、サークル民教と地域民教によって構成される連絡協議会である。
 サークル民教は、教科・領域・問題別のサークルで、それぞれの分野の研究・実践・運動を行う。
 地域民教は、それぞれの地域で組織され、地域での教育研究・実践・運動を行う。
 サークル民教と地域民教は、緊密に結びつき、それぞれの運動を前進させる。
 道民教は、日本民教連および各都府県民教連、その他の諸団体と交流し提携する。道民教は、諸外国の民主的な教育研究に関心を持ち、それとの交流を主目的、積極的に進める。
 道民教は、自主自立の研究組織であり、教育の民主的発展を願うすべての教師・父母・道民と手を結ぶ。道民教は北海道の民主教育創造の一翼を担い、伸びてゆく子どもの未来と共にある。


(1979・3・11決定)


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